パティーナとは?
原皮:欧州 生産国(タンナー):イタリア
パティーナとはイタリアのヌメ革です。有害な薬品を用いず、植物から抽出した渋成分(タンニン)だけで鞣したベジタブルタンニンレザーで、成牛のショルダー(肩)部分から成り、本革特有のシワや色ムラが特徴です。このシワやムラを隠すために大量の顔料を吹き付けるなど厚化粧を施すと、持ち味である素朴な革らしさが一気に失われてしまいます。パティーナではそのような厚化粧を施さず、自然のままの風合いを残したまま仕上げています。まさに革好きの人の為の革といえます。牛の傷やシワ・血管や毛穴の痕などの自然な表情、素朴な革の匂い、温かな手触りを持つ、皮革の代表格です。植物の渋のみでなめされている為、自然に優しく廃棄後も土にかえることができる、素朴ですが素晴らしい素材と言えます。
丈夫だが傷がつきやすい
ヌメ革はその加工法上、他の皮革に比べて繊維の目が詰まっているため非常に丈夫です。少々荒い扱いをしても革自体が大きく損傷することはありません。しっかりとケアをしていれば数十年単位で使い続けることが可能です。しかし、ヌメ革は表面加工がされていませんので、表面の傷はつきやすいです。爪があたったり、ちょっとこするだけで簡単に傷がついてしまいます。その傷さえ味に見えてしまう、不思議な革です。
使い続けることで、柔らかさ・色合い・艶がでてくる
ヌメ革は、タンニンなめしによりなめされていますので、当初は繊維がびっしりと並んでいるため、固くゴワゴワしています。しかし、使い続けることで繊維がほぐれてクッタリしてきます。使ううちに手の脂などが染み込んだり、日光などでツヤが出てきたり、あめ色へと変化し、唯一無二の存在へと変化します。使用するごとに味のでる、10年後が楽しみな皮革です。
動物そのものの革だから革ごとに個性がある
ヌメ革は表面加工がされていない生の革です。そのため、革の元となった動物それぞれの個性が残っています。生きているときにできた傷痕(バラ傷)、血が通っていた痕(筋とよびます)などがこれにあたります。これらは本革である証ですので、傷などが味わいになります。
水に特別弱いので水濡れに注意!
ヌメ革は表面になにも加工をされていないので、水に特別弱いことで知られています。特におろしたて当初は水に濡れるとすぐにシミになってしまうので、ある程度使い込んで表面がコーティングされるまでは特に注意が必要です。水シミで色が濃くなってしまった部分は、経年変化により目立たなくなります。
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パティーナシリーズ
素朴な風合いを楽しむパティーナシリーズ。
ヌメ革を使用した革本来の味を堪能できる逸品。
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