手術後の麻酔をといて・・・

ICU(集中治療室)に運ばれてるので麻酔をそこで予定通り解除!

比較的、意識もハッキリしていて~右腕もせわしく動いてます。

母の右手には力強さを感じました!

これなら意外と早く回復するのではないか?と勝手に私自身思いましたが

ところが日が経つにつれて、どんどん状態がおかしくなっていきます。

見舞いに行くと、ほとんど寝てばかり・・・

看護婦さんが耳元で「起きてください!」「目を開けてください!」と

言われて、やっと目を開けて起きる感じでした。

喉のマヒがあるため食事も全く食べれず、鼻から管を入れて栄養を補給~

これでは、どんどん体力低下・・・

病状が安定してきたので、一般の病室へ移動しましたが

見舞いに行くと、「あれっ?いない!どこ?」という感じで

他の患者さんの兼ね合いもあり2~3回病室が変わってましたが

この時の母の状態を見て、ハッキリ言って~

このまま寝たきりの状態ではないか?と、かなり不安に思いました。

開頭手術は無事3時間程度で終了・・・

開頭手術を行なうにあたって

邪魔になる髪を全部剃られ手術室へ・・・。

救急車で搬送の時は意識がありましたが

その時にはすでに意識はありません。

約3時間程度の手術でしたが

その3時間の間にいろいろなことを私自身考えてました。

手術前に医師が言った

「うまくいけば杖で歩けるようになる」のは

最高な状態であり、寝たきりの最悪な状態も考えられる!

寝たきりの場合は、家には私一人~

「どうやって寝たきりの母を介護していけばいいのか?

施設なら毎月いくらだろうなぁ~」などと

グダグダ考えてました・・・。

そうこう考えてるうちに手術は無事終了!

手術を行なった主治医から

「手術は無事成功しましたが

すみません歩けなくなっちゃいました!

頭蓋骨を外して出血箇所の除去を

行ないましたが9割は除去しましたが

残り1割は脳をキズつける危険性もあり

そのままにしてあります」と手術後の話。

手術前は「うまくいけば杖で歩ける」という説明でしたが

手術後は「歩けなくなりました」と

医師から、あっけなく言われました。

術後、麻酔で本人は眠ったままの状態ですが

「このまま眠らせて脳の状態を

見て順調にいけば2日後に麻酔をときます」という説明。

・・・ということで手術後は

ICU(集中治療室)へ運ばれました。

亡くなる可能性60%・・・

すぐさま脳のCT検査を行ない、検査結果を

CT画像を見ながら医師から説明を受けました。

病名は、右被殻出血、症状は意識障害、左半身麻痺です。

「脳の中心に近い右側をかなり大きく出血しているので

このままでは呼吸マヒを引き起こし、亡くなってしまう可能性があります。

手術をしない場合、亡くなる可能性60%、助かる可能性40%

しかしながら開頭手術で出血箇所を除去すれば、ほぼ助かりますが

手術をされますか?」という医師の説明です。

脳のCT画像を見る限り、脳をかなり大きく出血してることは素人でもわかるので

これは仮に命が助かったとしても、かなりの後遺症が考えられ

「下手すれば寝たきりではないのか?」と

退院後の在宅介護のことも冷静に考えてる自分もいました。

そのあたりを医師に尋ねると

「寝たきりになることはまずありません。

うまくいけば杖での歩行まで回復するのではないか?」という話でした。

そうこうしてると診察室に妹が飛び込んできました。

私自身、脳の開頭手術を退院後の介護を考えてしまい~

ためらって医師に返事をしてませんでしたが

妹は医師の話を詳しく聞くこともなく、わずか数秒で脳の開頭手術に同意・・・

なぜなら倒れる2日前に、トイレで血尿が出てることに私が気づき

平日なので病院へ連れて行くよう頼んでましたが

妹はメンドクサイと思ったのでしょう~

「電話で聞いたら本人が治ったと言ってたから病院へ連れてっていない」という返答

これはイカン!週明けに病院へ連れて行かなくては・・・と思ってた矢先の出来事

妹自身もしまった!という気持ちと申し訳ない気持ちと

命を助けたい一心でなりふり構わず手術に同意~

その気持ちを隣で見てて十分感じてたので、医師免許を取得して2~3年ぐらいかな

と思う若い医師にちょっと手術の経験とか大丈夫?と不安を感じてましたが

私自身も手術に同意しました。

あれは突然でした・・・

2014年4月12日(土)の昼、麺類好きな母は

スパゲティを食べてましたが、それを私が見て

「麺類ばかり食べてると

そのうち、大きな病気をやるから食事は絶対に気をつけろ」と

何度も忠告してましたが作るのがメンドクサイのでしょう・・・

結局、ラーメン、焼きそば、うどん、スパゲティと手軽な麺類ばかり

それから2時間ぐらい経過後、母を見に行くと父親の仏前で寝てました~

「なんで、こんなところで寝てるんだろう?」と思いましたが

実は、その時すでに脳出血で倒れているのを

気づかず寝てるものだと私は勘違いしてました・・・

倒れてる!と気がついたのは、それから1時間程度経過した後です。

尿でズボンがベタベタでしたが、それを着替えさせて~すぐに119番通報

救急車の中で血圧を測ると220・・・

言葉は喋れませんが意識はしっかりある状態

しかしながら動いてるのは右腕ばかりで、すでに左腕は動いてませんでした。

最初に向かおうとした病院から受け入れ拒否されて

名古屋医療センターへ(旧国立)運ばれました。