在宅介護中に行なったリハビリについて・・・

2014年4月12日、糖尿病の合併症で右側の脳出血を起こした際

済生会リハビリテーション病院を退院後

身体は、ほとんど寝たきり

トロミ剤1%入りでないと上手く飲み込めず

誤嚥性肺炎の可能性がある状態から

医療関係者いわく「信じられない」と言われるほど

回復した母でしたが、もちろん私が行なったリハビリは

済生会リハビリテーション病院の理学療法士から

しっかり指導を受け、書籍など購入して勉強したりと

私自身も母の回復を信じて努力しましたが

ほぼ寝たきり状態から、一部介助で左足装具なしで外を杖歩行

最終的には、一部介助で左足装具なしで外を二足歩行でしたが

それらができるまで回復した要因として挙げられるのは

まず年齢が70歳と若かったこと

自宅へ帰れたことでの安心感、息子の私がリハビリしてくれてることで

リハビリに対する取り組む姿勢、気持ちが変わったこと

この3つが要因ではないか?と私は思ってますが

もう一つ、嚥下障害も病院から「二度と普通食は食べれない」と

言われた状態が、なぜ?外食ができるまで回復したのか?

それは「食べることしか楽しみがない!」と本人が強く思ったことが

最大の要因で、特別何かリハビリをした覚えは私はありません。

ではリハビリに関して、やればやるほど面白いように

母が回復していったのは、済生会リハビリテーション病院を退院した

2014年9月終わりから2015年6月あたりまでの期間で

そのあとは頭打ち・・・いくらリハビリを行なっても変化なし。

そうなると毎日2~3時間リハビリを行なっていた

私の心が折れそうになりますが

それでも在宅介護中のリハビリで毎日継続して行なっていたことは

トイレへは必ず歩行で行く!車イスをトイレから一番遠いところへつけて

左足装具はなしで4点杖を使用して立ち上がり

途中で1点杖に変更しましたが

一部介助で杖歩行あるいは二足歩行でトイレへ行き、用が終われば

手すりを使って自力で立ち上がり

硬直してる左腕のヒジや手首、指のほぐしを行なってから

再び車イスまで、一部介助で杖歩行あるいは二足歩行で戻ること

介護ベットは自力で寝起きさせる、着替えも上半身のみ自力でさせる

頭打ちで思うように回復しなくなっても

このリハビリだけは継続し続けました。




在宅介護を始めて1年半で、外食ができるまで回復・・・

2014年9月下旬から、在宅介護をスタートさせて

2016年4月22日、初めてリハビリ専門病院を退院して

母と二人で外食をしました。

リハビリ専門病院を退院した頃は、ほぼ寝たきり

食事も嚥下障害で、トロミ剤1%入りでないと

誤嚥性肺炎、つまり食べた物を食道へ流さず肺へ流してしまい

肺炎が起こる可能性があり、食事はずっと見守り状態だった母が

リハビリ専門病院からも「今後、二度と普通食は食べれない!」

断言されてた母が、2015年の年明け前あたりから

徐々に嚥下障害が緩和、ついには外食ができるまで回復!

2016年はお金がかかりましたが頻繁に母と二人で

気分転換も兼ねて外食しました。

天ぷら、寿司、刺身などなど

ただし糖尿病があるので

外食でも食事制限は行なってましたが


ハッキリ言って在宅介護中、言語リハビリはあまりやっておらず

本人が「食べたい!食べたい!」という気持ちが

回復させたのではないか?と私は思います。

いわゆる自力で治したということで

母本人がよく私に言ってました。

「こんな身体になって何の楽しみもない!楽しみは食べることだけ!」

これが、病院から二度と普通食は食べれない!と断言されてた母が

回復した大きな要因でしょう。




左半身麻痺の身体で介護ベットへ寝る起きる・・・

在宅介護中のリハビリは、過去記事でも書きましたが

私自身が行なう歩行リハビリ、ストレッチ

訪問医療マッサージを週2~3回を

主治医に同意書を書いてもらい無料で利用

その主治医が院長の病院で、リハビリテーション科の理学療法士に

2単位40分のリハビリと

何もしないと、一週間で20%づつ筋力低下を起こし

約4週間で寝たきりへ逆戻りしてしまうため

寝たきりだった母に、上記のリハビリメニューを継続してましたが

自力で立ち上がる、車イスに座る、車イスから介護ベットへ移動

車イスの自走、寝てる時に身体の向きを変えるなどは

リハビリ専門病院を退院2ヶ月半でできるようになりましたが

参考記事はこちら
 ↓  ↓  ↓
在宅介護中のリハビリで寝たきりだった母がどんどん回復・・・

介護ベッドから自力で起きるのは

下記の画像は2015年2月18日撮影ですが



約5ヵ月で、できるようになってます。

それとは逆の介護ベットへ寝ることが、なかなか自力でできず

ようは麻痺の左足を下から右足ですくってクロスさせて

介護ベットへ上げることが、できないのが一番の要因でしたが

室内でしか行なっていなかった歩行リハビリを

屋外での歩行リハビリを行なうと、すぐにできるようなりました。



上記は、2015年5月5日撮影の画像ですが

まさに、この日から屋外での歩行リハビリを行ない

その夜には、初めて自力で介護ベットへ

自分で靴を脱いで寝ることができるようになりました。

いかに室内で歩行リハビリするよりも、屋外の歩行リハビリの方が

効果的であるか!を実感しました。




オムロン低周波治療器をリハビリで活用・・・

在宅介護でのリハビリは

主に私自身が行なう歩行リハビリやストレッチ

訪問医療マッサージを週2~3回30分行なう

病院のリハビリテーション科の理学療法士に

週2で2単位40分のリハビリ

在宅介護当初は、理学療法士がいるデイケアに行かせてましたが

そのデイケアの理学療法士から

「うちでのリハビリは20分程度なので、回復リハビリを望まれるなら

うちでは設備もないので無理です」と言われて

通院の主治医の病院が、たまたまリハビリテーション科があり

通院し始めて、すぐに理学療法士のリハビリをお願いしました。

他には、週1で半日デイのフィットネスクラブへ1年間行かせたり

自宅で手軽にできる、ほぐしマッサージで

下記のオムロン低周波治療器も活用しました。

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使用当初は、電気の刺激の強弱を最大の強で行なってましたが

マヒしてる左腕や左足がビクビク動きましたが

徐々に本人が痛がるようになってきたので

レベルを2つ落として使用して、マヒの回復の前兆は

「感覚が戻り始める!」と言われていたので

マヒしてる左半身は全く感覚がなくなっていたので

いい傾向かな?と思い、暇を見つけては

左半身マヒの母の左腕、左足の

とくに左腕にオムロン低周波治療器を使用してました。



自宅でできる手軽なマッサージなので、個人的にはお勧めです。




訪問医療マッサージを週2~3回ペースで利用・・・

リハビリはマヒした手足を動かすことも大事ですが、ほぐすことも大事。

医療上マッサージを必要とする症状の痛み・浮腫・機能低下などに対して

その改善や機能回復を目的とし、医師の同意の上で行うマッサージ治療が

訪問医療マッサージですが、その訪問医療マッサージは途中から

もちろん無料で利用しました。

在宅介護中の主治医にお願いしたところ、快く同意書を書いてもらい

母の場合は、週3回マッサージをしてもらってましたが

途中から「今の介護のやり方では過労で倒れるので

ショートステイを利用して休憩を取った方がよい!

あなたが倒れたら誰が代わりをやるの?絶対倒れちゃダメだから」

名古屋市の相談窓口で助言され、ショートステイを利用し始めたので

ショートステイを利用中は訪問医療マッサージは利用不可なので

週2回に利用が減ってしまいましたが在宅介護中は利用し続けました。

左半身マヒでしたが、歩行リハビリは在宅介護中は毎日行ない

トイレに行く時は、必ず4点杖を使って私が後ろから介助して歩行

途中から4点杖を使わずに、2足歩行で私が後ろから介助しながら

トイレに行ってましたが、そのため左足が硬直することはなかったですが

酷かったのは、左足首から指先までの浮腫みと肩やヒジなど

カチカチに硬直して手首から指先が浮腫んでいた左腕です。

毎朝起きると、必ずリハビリの本で勉強したストレッチを

左腕、左足に行なってから介護ベッドから起こしてましたが

一生懸命ほぐしのマッサージを行なっても改善せず

左肩のストレッチを取り入れたところ、スッーと手首から指先の浮腫みが消え

リハビリの本もバカにはできないと思いました。

なぜ訪問医療マッサージを最初から利用しなかったか?というと

最初のケアマネージャーが教えなかったからです。

実は私は担当のケアマネージャーを途中で変更してます。

在宅介護スタート直後は、看護師上がりのおばさんのケアマネージャーでしたが

私の要望を全く聞き入れてくれないので

いきいき支援センター(地域包括支援センター)や役所に相談したところ

ケアマネージャーを代えた方がよい!と助言され

かなりご年配の男性のケアマネージャーにお願いしましたが

要望をどんどん聞き入れてくれて、訪問医療マッサージも無料で利用できることも

アドバイスされ、訪問医療マッサージを紹介してもらったわけですが

最初の訪問医療マッサージは、KEiROWという

訪問医療マッサージにお願いしましたが、男性の怠け者に来られてしまい

所定の30分の前にマッサージを切り上げることも

しばしば・・・これはマッサージの施術を受けてる母も気づいてました。

またマッサージの予定時間に来ないなどもあり

看護師の資格を持ってる別の訪問医療マッサージの女性にお願いしましたが

この女性は、ホント一生懸命マッサージをやってくれました。

母の様子がヘン!という話をしたら

実は彼女がマッサージ中に「脳梗塞が潜伏してるかも?」

私に何気に助言してくれたことで脳梗塞の早期発見につながりました。

看護師の資格も伊達ではない!ホント彼女にマッサージをお願いしてよかった!

脳梗塞の退院後も、再びマッサージをお願いするつもりでしたが・・・。

その彼女も母が亡くなった際の電話連絡で絶句!

30分以上は、いろいろ母の話をしました。

ホントいい看護師の資格を持ったマッサージ師でした。




在宅介護中のリハビリで寝たきりだった母がどんどん回復・・・

糖尿病からの合併症で脳出血(病名:右被殻出血)

左半身マヒで自分で立つことすらできず、ほぼ寝たきりと

嚥下障害が残り、トロミ剤1%を入れた物しか

誤嚥の可能性で口にできません。

この状態で、2014年9月下旬から母の在宅介護がスタートしました。

済生会リハビリテーション病院を退院後

劇的に回復していった経緯をここでは掲載したいと思います。

まずリハビリに関しては、私自身も退院予定2ヵ月前あたりから

病院へ通って、歩行リハビリ、言語リハビリなど研修を行ない

書籍を購入したりで、在宅介護中のリハビリに備えました。

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自宅で歩行リハビリを行なうために

福祉用具レンタルから平行棒をレンタルして

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退院後、一週間で自力で立ち上がれるようになりましたが

この段階では左足装具は、ヒザ上までのロングの装具を装着してます。

ここから2014年11月、思い切ってヒザ上までのロングの装具を

ヒザ下のショートの装具に変更し、平行棒を使って歩行リハビリを

行ない続けた結果、左ヒザが折れていたのが

ヒザが折れずに、グッと身体を支えるまでになり

それにより、ヒザ下のショートの装具でも立ち上がれるようになり

自分で車イスに座れるようになり

車イスから介護ベットへの移動もできるようになりました。

上記の画像は、2014年11月19日撮影ですが

ヒザ下のショートの装具でも、しっかりできてます。

また身体の向きを変えるリハビリも行なってましたが

これも2014年11月19日には、できるようになってますが

ただし、ここまでたどり着くのに

毎日2~3時間リハビリを行なっていたので

当初は、私の身体は全身筋肉痛、特に腰痛が酷かったですが

毎日のリハビリで、徐々に母の身体に力が入るようになり

どんどん軽くなっていきました。

2015年5月5日、初めて外での歩行リハビリを

福祉レンタルで借りた4点杖を使って、開始!

また嚥下障害も、トロミ剤1%が年明けには

私と同じ物が食べれるまで回復

下記の画像は、2015年1月元旦に一緒に鍋料理を食べた画像です。

嚥下障害に関しては、二度と普通食は食べれない!と

病院からは言われてましたが、見事に回復しました。

なぜ回復してきたのか?と考えられる要因は

まず年齢が70歳と若かったこと

重度の糖尿病の状態で回復が遅れていた可能性もあり

自宅に帰った安心感、息子の私がリハビリをやってくれてることで

リハビリに取り組む母の気持ち、姿勢が全然違ったからでしょう。

奇跡的な回復が起こり、医療関係者からも驚かれます。

リハビリ専門病院を退院直後の状態から

「酷くなった!悪くなった!」という話はよく耳にするけど

こんな短期間で「治ってきた、回復した」などの話は

ほとんど聞いたことがない!とまで言われました。