在宅介護を始める前の、済生会リハビリテーション病院に
まだ入院中だった母のもとへ、お願いした
看護師上がりのケアマネージャーが
「病状を確認したい!」ということで訪れましたが
ほんの何秒か見ただけで「分かりました!」と
母の聞こえるベッドの横から私に
「今、お母さんの病状を確認させてもらったけど
ハッキリ言って在宅介護は止めた方がいい
このお母さんを家へ連れ帰って在宅介護すると
あなた全て失うよ!何にもかも・・・
母親だからと言って情けをかけちゃダメ!
自分の人生を優先させなさい!
もし在宅介護するのなら、それなりの覚悟が必要!
あなたは、その覚悟はできてる?
中途半端な覚悟なら数ヵ月後に結局、施設へ入れる!と
いう話になってくる・・・
だったら最初から施設へ入れとけ!という話だから
全て失うというのは、最終的には
介護してるお母さんも亡くなって失うよ!
それでもあなたは在宅介護するの?」と言われましたが
独身の私は、失うものなど何もないと思い
その場で「覚悟は、できてる!」と即答
それを聞いていた母は、ベットの上で嬉し泣き
ケアマネージャーは「分かりました
覚悟ができてるなら、すぐに在宅介護の手配をします」という返事
手配内容は、介護ベット、車イス、杖などの福祉用具レンタル
デイサービス、デイケアの介護サービス、そして訪問看護師という内容
この日、まさに在宅介護をする決意をした瞬間でした。