介護保険、身体障害者の住宅改修工事について・・・

車イスの母を在宅介護するには

自走で車イスが通れるスペースを空けなくてはならない

敷居の段差を解消しなくてはならい

手すりを設置など、家をリフォームする必要があります。

家のリフォームは、ちょっとなぶると簡単に100万円超え・・・

その救済制度で、介護保険の住宅改修工事費用20万円まで

ただし、購入費用の1割(一定以上所得者は2割)を対象者が

負担する必要があるので、実質は18万円

もう一つ、身体障害者の住宅改修工事費用60万円ですが

すでに一度、介護保険の住宅改修工事は7万円程度は利用して

ハッキリ言ってボッタクリ工事をされてるので

残りの住宅改修工事費用は、両方合わせて約70万円

介護保険の住宅改修工事は、オート開閉のウォシュレットに充て

身体障害者の住宅改修工事は2016年3月末、役所に申請を出して

名古屋市総合リハビリテーションセンターから

作業療法士、一級建築士が自宅へ訪問して

実際に家を見ながら希望の工事を伝え、作業療法士と一級建築士が相談

図面を起こして郵送され、工事業者と

それを見ながら工事の最終打ち合わせ~という流れです。

工事内容は、浴室の浴槽を浅いものに変更

給湯器をオートへ変更、ドアを折りたたみに変更

それにともないタイルの解体、張り替え

浴室の床上げ、トイレのそで壁の開口、段差解消

さらに玄関からのスロープ、車イス脱輪防止でまわりに段差をつける

手すり設置で業者からの見積もりは下記

かる~く100万円超えで、ほぼ150万円

家をなぶれば、こんなもんです・・・

浴槽と給湯器にはセットなら重度障害者生活用具給付で

91,000円給付されるので

身体障害者の住宅改修工事の補助金60万円を足せば

自己負担金は、約76万円・・・

では~ということでタイル工事などしなくてはならない

浴槽変更を今回見送って

給湯器のみ交換で重度障害者生活用具給付は5万円

また玄関のスロープの手すり設置を

今後邪魔になる可能性もあるので最小限にして

見直した見積もりが下記

最小限の工事内容したつもりでしたが自己負担金が約20万円。

しかしながら、実際に改修工事をしてみるとスロープを作るのに

土をほじくり返して不要になった土砂を業者へ回収してもらったので

2万円程度の追加料金も発生してます!




2016年は、左半身麻痺の母と頻繁に外出しました・・・

2014年9月下旬にリハビリ専門病院を退院した頃は

ほとんど寝たきり状態で、嚥下障害もあり

トロミ剤1%入りでないと

誤嚥性肺炎を起こす可能性もあった母が

在宅介護をスタートさせて、約1年半で

一緒に外食したり、喫茶店でコーヒーを飲んだり

近所のイオンやスーパーへ買い物に行ったりと

在宅介護を始めた頃を考えれば

想像もつかないほどの回復ぶりを見せたのですが

下記の画像は、2016年12月16日に

一緒にイオンのテナントの百均のダイソーへ行った帰りですが

これが母と最後に一緒に外出した日になりました。


このあと、ショートステイを19日~22日まで利用して

そこで脳梗塞をやって帰ってきてしまいます。

その時は、脳梗塞が潜伏中で分かりませんでしたが

様子がヘン!だったのは気づきました。

画像の一緒に外出した時は、この数日後に脳梗塞を起こすなど

予想もしてませんでしたが、母自身もこの約2ヵ月後には

亡くなるとは、もちろん思ってなかったことでしょう!




在宅介護の主治医は私自身でした・・・

在宅介護中、糖尿病専門医、整形外科、眼科、皮膚科、内科と

いろいろな病院へ母を連れて行きましたが

各医師に診てもらいましたが、あくまで主治医は

私自身と思ってました。

脳出血からの左半身マヒで、すでに母は

全て私に頼ってしまって判断能力がありません。

判断するのは介護をしている私!

間違った判断をしてしまうと、母の病状悪化を招いて死へ直結してしまう

そう思って医師も慎重に選んでました。

以前記事で書きましたが、皮膚科の女医から

「あなたは白衣を着てる人間を全く信用してない

あなたがお母さんの主治医という感じ!

しっかり勉強して介護してるから、お母さんは生きていられる

少しでもお母さんを白衣の人間に任せれば

おそらく亡くなる!」と言われましたが

脳梗塞で入院することで、名古屋医療センターの白衣の人間に任せたら

あれだけ元気だった母が、あっという間に亡くなってしまったことを

考えると、皮膚科の女医が言った話はまんざらでもなかった・・・

また済生会リハビリテーション病院へ左足装具の調整で出向いたら

担当だったソーシャルワーカーから

「リハビリ専門病院を退院した時の状態よりも悪ければ

介護してる人が手を抜いて毎日、介護してる証拠!

逆に状態が良くなったという人は

介護してる人が手を抜かず、毎日一生懸命世話をしてきた証拠!

退院した後の状態を見れば

毎日どう介護してきたのか?がすぐに分かります

お母さんの状態を今拝見しましたが

毎日、息子さんがどれだけ一生懸命世話してきたのか?が

回復の仕方で分かります」という話をされました。

リハビリ専門病院を退院後、病状が悪化するようであれば

介護してる人が毎日手を抜いてる!とリハビリ専門病院から思われること

白衣の人間が主治医ではなく、あくまで介護してる人が主治医である

在宅介護されてる人は、このことをしっかり頭に入れて頑張ってほしいです。




アレッポからの贈り物を活用・・・

入浴に関しては、自宅での入浴の有無にかかわらず

デイサービスに行けば、必ずお願いしてましたが

業務用の安いボディソープで洗っているのでは?と思うほど

気候が温かくなると、マヒの左腕の脱臼防止で使用していた

腕吊りバンドの蒸れからの痒みで右手でかいてしまい内出血


冬場は、乾燥が酷く痒みから腕は引っかいてしまい

背中などは、ただれてボロボロ

結果、その治療のため皮膚科へ通院する羽目になってしまい

デイサービスに母を預かってもらう反面

皮膚科へ通わされていたのではかないません。

なのでデイサービスには下記の「アレッポからの贈り物」を

持たせて、洗ってもらいましたが

【2個セット】アレッポからの贈り物

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乾燥がピタリと止まり、つくづく効果を実感しました!

ただれてボロボロだった背中がキレイになり

腕の痒みも、たまにかいてましたが

前ほどではありません。

ただ温かくなると、蒸れからの痒みはあまり改善しませんでしたが

ただ前よりは改善しているので

もっと早く持たせればよかったと思いました。

このアレッポからの贈り物は

もとはシリア・アレッポ地方で製造されてたアレッポの石鹸で

シリア国内情勢の悪化に伴い、現在、一時的な措置として

安全な隣国、トルコ・ガズィアンティプに工場を移して

これまでと変わらない製法で製造してるのが

「アレッポからの贈り物」です。

在宅介護で、肌の乾燥からただれて皮膚科へ通院されている方には

お勧めの石鹸です!




福祉用具購入費の支給申請・・・

2017年2月24日、肺炎で亡くなるまでの約2年半

母の在宅介護を行ないましたが、その間

福祉用具の購入費の支給申請は、2回行ないました。

母の場合は、福祉用具の購入費の支給は

毎年4月から翌年3月までの1年間で10万円ですが

費用の1割は自己負担となるので、実際は最大9万円が支給でした。

また福祉用具販売事業者として都道府県等により指定を受けた

介護保険サービス事業者から購入した時に適用されること

すべての福祉用具購入費が支給対象ではないので注意が必要です。

まず最初の福祉用具の購入費支給は、何を購入したのか?といえば

母の入浴のための福祉用具の購入費用に充てました。

まずは、浴槽から出たり入ったりできるように介助ベルト

安寿の折りたたみシャワーベンチ、浴槽内で使うシャワーチェア

浴室へ入る時の段差解消で、すのこをオーダーメイドで作製してもらい

この4点で、最初の福祉用具の購入費支給は終了!

介護用品はホント金額が高いです。

入浴のための福祉用具が全て揃ったところで

在宅介護で、初めて自宅で母を入浴させました。

入浴は、毎回デイサービスにお願いしてありましたが

機械浴のため、機械に座らされてドボンと入浴しているだけで

決められた時間になれば入浴完了という流れ作業

これでは、本人も入浴した気分にならないので

今回は、自宅で入浴ができるように福祉用具を揃えました。

2015年7月、初めて自宅で入浴させた時の画像ですが

とにかく介助ベルトを持って

浴槽の出し入れがホント大変でした。

介助ベルトが外れたりしないだろうな?という不安もあり

なかなか思い切ってできませんでしたが、これは慣れですね。

この時、左半身マヒの母が風呂につかりながら

うれし涙で、私に一言「ありがとう!」と言ったことは

今でも鮮明に覚えてます。

自宅での入浴など二度とできないと思っていたからでしょう。




日常生活用具給付の手続き・・・

2015年2月、母は左半身マヒの一級身体障害者なので

その身体障害者の日常生活の便宜を図るため

日常生活用具給付の手続きを役所に出して

ノートパソコンの給付を受けました。


パソコンの給付対象者は、身体障害者でも

上肢機能障害2級以上で文字を書くことが困難な方

デスクトップ、ノート、地デジチューナー

WEBカメラの有無にかかわらず

パソコンが6年おきに10万円まで、名古屋市は給付してくれます。

ただし私の母の場合は、世帯分離で年金生活者のため

市民税非課税なので給付限度額の1割負担もありません。

市民税課税の場合は、1割でひと月に複数の用具を

給付した場合は負担上限37,200円になります。

このあたりの制度は、都道府県により異なるので注意してください!

役所の窓口で、日常生活用具でパソコンを取り扱っている

業者一覧表をもらいましたが福祉用具レンタル会社ばかり・・・

看護師上がりのケアマネージャーに紹介され

2014年末に当時利用していた福祉用具レンタル会社へ試しに

パソコンの見積りを頼みましたが、2年落ちモデルで

10万円近い金額で、あきらかなボッタクリ!

年明けから、要望を全く聞き入れてくれないケアマネージャーから

ご年配の男性のケアマネージャーに変更しましたが

そのケアマネージャーから、ヤマダ電機でも取り扱ってる事を聞いて

年明け早々に型落ちモデル狙いで、ヤマダ電機で手続きをしましたが

予定通りでした・・・

型落ちモデルを処分したいので、ヤマダ電機が5000ポイント付属を

5年保証を付けたので、その分10万円オーバーなので

その5000ポイントを使って実費370円のみで収まるように割引!

給付手続きは簡単で、母名義での見積もり、カタログを役所へ提出

パソコン給付券が10日ほどで自宅へ郵送で届き

その給付券をヤマダ電機に渡して、パソコンを受け取るという流れ

このパソコンで、契約している

動画配信サービス「dTV」で配信されている




【初回31日間無料/dTV】月額500円(税抜)
で映画・ドラマ・アニメ・音楽ライブなど
12万作品が見放題!

「渡る世間は鬼ばかり」や「8時だよ全員集合!」を

一生懸命、母は見てました。

こうやって夢中でインターネット動画を見ていてくれれば

その間は放っておけばよかったので、かなり楽でした。




在宅介護は覚悟が必要・・・

在宅介護を始める前の、済生会リハビリテーション病院に

まだ入院中だった母のもとへ、お願いした

看護師上がりのケアマネージャーが

「病状を確認したい!」ということで訪れましたが

ほんの何秒か見ただけで「分かりました!」

母の聞こえるベッドの横から私に

「今、お母さんの病状を確認させてもらったけど

ハッキリ言って在宅介護は止めた方がいい

このお母さんを家へ連れ帰って在宅介護すると

あなた全て失うよ!何にもかも・・・

母親だからと言って情けをかけちゃダメ!

自分の人生を優先させなさい!

もし在宅介護するのなら、それなりの覚悟が必要!

あなたは、その覚悟はできてる?

中途半端な覚悟なら数ヵ月後に結局、施設へ入れる!と

いう話になってくる・・・

だったら最初から施設へ入れとけ!という話だから

全て失うというのは、最終的には

介護してるお母さんも亡くなって失うよ!

それでもあなたは在宅介護するの?」と言われましたが

独身の私は、失うものなど何もないと思い

その場で「覚悟は、できてる!」と即答

それを聞いていた母は、ベットの上で嬉し泣き

ケアマネージャーは「分かりました

覚悟ができてるなら、すぐに在宅介護の手配をします」という返事

手配内容は、介護ベット、車イス、杖などの福祉用具レンタル

デイサービス、デイケアの介護サービス、そして訪問看護師という内容

この日、まさに在宅介護をする決意をした瞬間でした。




在宅介護を始めて1年半で、外食ができるまで回復・・・

2014年9月下旬から、在宅介護をスタートさせて

2016年4月22日、初めてリハビリ専門病院を退院して

母と二人で外食をしました。

リハビリ専門病院を退院した頃は、ほぼ寝たきり

食事も嚥下障害で、トロミ剤1%入りでないと

誤嚥性肺炎、つまり食べた物を食道へ流さず肺へ流してしまい

肺炎が起こる可能性があり、食事はずっと見守り状態だった母が

リハビリ専門病院からも「今後、二度と普通食は食べれない!」

断言されてた母が、2015年の年明け前あたりから

徐々に嚥下障害が緩和、ついには外食ができるまで回復!

2016年はお金がかかりましたが頻繁に母と二人で

気分転換も兼ねて外食しました。

天ぷら、寿司、刺身などなど

ただし糖尿病があるので

外食でも食事制限は行なってましたが


ハッキリ言って在宅介護中、言語リハビリはあまりやっておらず

本人が「食べたい!食べたい!」という気持ちが

回復させたのではないか?と私は思います。

いわゆる自力で治したということで

母本人がよく私に言ってました。

「こんな身体になって何の楽しみもない!楽しみは食べることだけ!」

これが、病院から二度と普通食は食べれない!と断言されてた母が

回復した大きな要因でしょう。




在宅介護中の糖尿病治療で炭水化物制限・・・

2014年4月12日、糖尿病の合併症から脳出血

その脳出血を起こした原因の糖尿病を

在宅介護中、何とかしなくてはなりません。

済生会リハビリテーション病院を退院後の糖尿病治療は

インスリン注射を一日朝、昼、夜、寝る前の4回3~4単位を

母の腹部へ私が打ってましたが

当然、利用中の介護サービス業者が嫌がり

2015年の年明けから、往診から糖尿病専門医への通院に切り替えて

糖尿病治療を行ないましたが

とにかく母の糖尿病は、かなり重度の状態

普通に食事を食べてしまうと、軽く血糖値が350mg/dLを超えます。

なので、まずは介護する私自身が糖尿病を勉強する必要がある!と思い

下記の書籍2冊をAmazonで購入して、勉強しました。

糖尿病専門医にまかせなさい (文春文庫)

新品価格
¥551から
(2017/10/2 00:29時点)

この2冊の本には、主食を抜くいわゆる「コメを減らせ!」

「炭水化物を減らせ!」という内容で

在宅介護当初は、看護師上がりのケアマネージャーということもあり

訪問看護師にも来てもらってましたが、看護師は「カロリー制限」を主張

しかしながら、炭水化物を食べさせてのカロリー制限では

血糖値は、思ったほど下がらず・・・

なので、母には申し訳なかったですが

主食のコメや炭水化物を徹底的に制限!

その甲斐あって、2015年の年明けから往診から通院に切り替えた

糖尿病専門医に、すぐにインスリン注射を止めて内服薬のみに変更

ただしインスリン注射を止めてしまうと

血糖測定器やセンサー、採血用穿刺器具やハリなど身体障害者でも

保険適用外で全額実費になり毎月かなりの痛手でしたが

各介護サービス業者が嫌がるので仕方ありません。

このあたりを名古屋市の相談窓口に連絡しましたが

「医療制度の落とし穴で、救済する制度がない

どんな制度でも完璧な制度はなく、必ず落とし穴がある

まさに今回は、その制度の落とし穴にはまってしまった」という回答でした。

炭水化物制限に関しては、下記のA4で「食事内容把握表」を作成して

食べた時刻、食事内容、大体のカロリーなど

全て記録に残して、食事内容を徹底管理しました。


在宅介護の自宅での食事は、朝、昼と主食のコメは全抜き

夕食のみコメ50gだけ食べさせ

利用していた各介護サービス業者にも、もちろん協力してもらい

デイサービスの場合は、昼食の主食は全抜き、おやつは半分のみ

ショートステイでも、朝、昼と主食は全抜き、麺類は仕方なし

おやつも全抜き、夕食のみ茶碗に半分のみという形で協力してもらいました。

ホームヘルパーさんにも協力してもらいましたが

ここまで徹底的に管理してる親族はいない!と戸惑われましたが

過去の食事内容把握表を参考にしてもらい、協力してもらいました。

結果は、もちろんインスリン注射を止めて内服薬に変えても

月一回の血液検査でヘモグロビンA1cが、基準値に入るまでに

糖尿病の病状は良くなり、この状態を保てば20年は生きれる!とまで

糖尿病専門医から言われるほど回復しました。